不思議キュリオシティ

「無知の知ノート」別冊

ナスカより1000年も古い!?「パルパの地上絵」 発見へのキッカケとタイミング

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有名なナスカの地上絵より1000年も古い時代のものといわれる地上絵が

新たに50点以上発見された「パルパの地上絵」

     

まず思ったのは 

どうして今まで発見されなかったの? ということ 

 

発見までの経緯には 

キッカケとタイミングがあった 

   

〇 発見へのキッカケ  

① 2014年に起きた「地上絵損傷事件

 (環境保護団体グリンピースの活動家が地上絵近くで抗議活動した際 周囲の地面を損傷し世界から非難されたという事件) 

 

皮肉にもこの事件が無ければ今回の発見には繋がらなかった 

 

② 事件をキッカケに 

ペルー政府はアメリカからの助成金を得て 遺跡調査チームを雇い入れる 

 

③ 調査チームのイスラ氏とカスティリョ氏は 

「宇宙考古学者」として知られるサラ・パーカック氏の協力を得る 

 

 「宇宙考古学」については過去記事でも触れている  

「ウバール」実在した伝説の都 衛星画像と乳香と - 不思議キュリオシティ


サウジアラビア謎の古代構造物 Google Earthで探索&発見 - 無知の知ノート


 

④ 2017年12月 パーカック氏からの情報をもとに調査チームは現地へ赴いた 

 

⑤ ところが 古代の地上絵は当初発見が難しかった 

 

結局

ドローンを飛ばすことによって 数多くが確認されることになる    

  

〇 新発見の決め手は ドローン!?

「宇宙考古学」が利用する人工衛星では 

高度600Km上空から幅30cmの物体を見ることが出来る

(これは200m先の1本の髪の毛を見るのと同じ) 

 

けれど 

今回見つかった地上絵の線の幅は わずか数センチのものもあることからドローン撮影が試された 

  

高度60m以下で低空飛行するドローンは

幅1cmの物体でも見分けられる 

(ドローンカメラの解像度もスゴイ!)

 

ドローンが普及した現代だからこそのタイミングで

地上絵の数多くは確認された 

 

こうしたことから今後も  

「宇宙考古学」+「ドローン」 

遺跡の発見に活躍するに違いない 

 

〇 パルパの地上絵

ナスカ(右下赤丸 パルパ(上赤丸

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パルパで発見された新たな地上絵50点以上の中には 

西暦200~700年まで栄えたナスカ文化のものもあったが 

多くは もっと古く紀元前500~西暦200年の

パラカス文化トパラ文化のものと考えられている 

 

ナスカの地上絵より1000年も前から地上絵は作られていたことを物語る 

  


Ancient Drawings Discovered in Peru | National Geographic

ユニークな絵が多いww 

 

猫?と思われるのも中にあったけど 

ヨーロッパ起源とされる猫が いつからこの辺りにいたんだろ?ハテ 

 

ナスカと同じく 滑走路にしか見えない直線も描かれている  

 

宇宙人説のそもそも 宇宙から飛来した飛行物が滑走路を必要とするだろうか? 

上空からの単なる目印としての線? 

 

それとも

古代世界 すでに飛行機が飛んでいた?ハテ 

 

かなりの労力を費やしたであろうこれらの地上絵には何の意味があるんだろ?ハテ 

 

謎は謎のままww 

 

ーーーーー 

別の場所で近年 

4500年前のものと判明した古代遺跡が発見された 

 

地上絵の謎解きになるかもしれないヒントが!?

話が長くなりそうなので またの機会に♪

  

ご訪問ありがとうございました 

感謝☆ 

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